在宅ヘルパーとして働くためには?

在宅ヘルパーとして働いている人や、在宅ヘルパーを目指している人へ、在宅ヘルパーとはどんな仕事なのか紹介していきます。在宅ヘルパーの業務範囲は、厚生労働省では詳細に決められていません。住んでいる自治体で独自のルールがあります。また、在宅ヘルパーは未経験でも転職することが可能な仕事です。働きながら資格を取得することも可能な在宅ヘルパーに転職し、キャリアップを目指しましょう。

未経験でもキャリアアップ可能

社会的にも必要とされている介護の仕事は、未経験からはじめても、キャリアアップしやすいという利点があります。資格をとるための受験資格も、働く年数で与えられます。受験資格を得て、国家資格に挑戦し、資格を取得できれば全国どこで働くことになっても困りません。
在宅ヘルパーとして未経験で入職して、「介護職員初任者研修」の資格を受け無事合格すれば、業務をすることができる仕事の幅がひろがります。介護職員初任者研修の資格を取得できれば、利用者の身体介護が可能になります。実務経験を3年以上重ねると、「実務者研修」を受験することができます。実務者研修に合格すれば、国家資格である「介護福祉士」に挑戦することができます。国家資格を取得すれば、自分のキャリアを証明できる立派な資格となるのです。
資格手当がつくことによって、給料アップや待遇面も改善され、モチベーションもあげやすいです。働きながら資格取得を目指す人も多くいます。資格取得を目標にぜひチャレンジしてみましょう。

待遇アップを目指しステップアップ

介護職のなかでも在宅ヘルパーの資格は、旧ホームヘルパー2級に相当する介護職員初任者研修の資格と、旧ホームヘルパー1級に相当する実務者研修の資格があります。実務者研修では450時間の研修が必須で、国家資格である介護福祉士の受験条件にもなっています。介護職未経験でも受講は可能で、将来性のある国家資格の介護福祉士を目指す人にとっては、ステップアップにつながる重要な資格です。
また、介護職員初任者研修修了者には、実務者研修の研修時間が免除されるなど、資格取得がしやすい状況になっています。実務経験が3年以上であれば実務者研修を受けることができ、最終的に介護福祉士試験を受験できます。

介護福祉士の資格取得を目指す

厚生労働省が指針を示した介護職員初任者研修と実務者研修は、各都道府県の実施要綱によって指定されている養成機関で実施されます。介護福祉士になるための受験資格は、介護初任者研修や実務者研修を経て取得することができます。受験資格が得られたら、国家試験を受けることができます。国家試験に合格することでようやく介護福祉士になれます。
在宅ヘルパーとしてキャリアアップを目指す場合は、最上位の資格として国家資格である介護福祉士を目指しましょう。在宅ヘルパーから、経験や勉強を積んで介護福祉士を取得すれば、プロの介護職員として活躍することができます。介護福祉士として働くことができれば、給与面も考慮され、責任をもって仕事ができます。ステップアップしてキャリアを積んだ経験が、自分の自信にもなります。
介護福祉士を取得していれば、資格手当などで優遇されることも多く、転職でも自分の可能性と選択肢がひろがるでしょう。介護業界でのキャリアアップの道は、ケアマネージャー、ソーシャルワーカー、生活相談員などの専門職もあります。介護福祉士を取得して、社会にニーズのある分野の専門家になりましょう。このように、キャリアアップしやすい魅力のある業界が介護業界です。未経験でも在宅ヘルパーとして介護業界に携わりながら、ステップアップしましょう。